量研那珂研究所の施設見学会に参加しました

まずは受付

令和1年10月20日に開催されました、量研-量子科学技術研究開発機構-那珂核融合研究所の施設見学会に、日本第一党茨城党員3名が参加してきました。

今回の見学会は、同研究所で研究開発が続けられている核融合エネルギーに関するものです。

見学会では、大型プラズマ実験装置「JT-60SA」や超高電圧設備のバックヤードを見学しながら、研究員の方から説明を受けることができます。

ほかにも様々なパンフレット、資料等を貰ったり核融合エネルギーの動画を見たりすることができます。

 

まず、受付で見学の予約を入れ、見学まで時間があったので、実験棟内で核融合エネルギーについて説明した動画を視聴。

見学前、一応予習はしてみたのですが、発電の仕組みは今ひとつ分かりませんでした。

動画を再生しながら、研究員の方が補足説明をしてくれます。

 

簡単にまとめると、水素が核融合でエネルギーのヘリウムだということです。

 

あーそーゆーことね、完全に理解した。

 

視聴を終えた後、一度駐車場脇の広場に戻り、パンフレットについていた引き換え券で飲み物とポップコーンを頂きました。

この日は子供向けの催し物も用意されていました。それゆえか、親子連れが多く見受けられました。

茨城県警のパトカーや白バイ、消防車なども展示されており、子供が乗って写真を撮ったりしていました。

 

バックヤードの見学へ

予約の時間が来たので、まずはバックヤードの見学へ。10人ほどが1組になって見学します。

 

ここは発電をコントロールする施設。

実際に、コンピューターを操作させてもらうこともできます。

 

続いて非常用発電施設。

 

 

外の施設も見ることができます。

画像左側の鉄塔(?)、毎年カラスが巣を作ってしまうとのこと。

この柿、頂く事ができるのですが、渋柿にあたる確率が高いため、実際に採った方は少数でした。

 

高圧電流は触れなくとも命を落とすことがあるため、この周辺で作業をする際は、研究員の方は腕時計タイプの警報機を身に付けるそうです。

 

JT-60SAへ

バックヤードの見学を終え、しばらく休憩した後、大型プラズマ実験装置「JT-60SA」を見学。

装置は日欧の共同開発であり、部品(というには大きいですが)が予定通りにヨーロッパから届かない恐れがあったとき、工程を守るために飛行機で運ぶという荒業をやってのけたんだとか。

ちなみにこれだけの大きさであるにも関わらず、組立はミリ単位で行っているそうです。

この精緻を極める作業、日本の得意分野ですね。

同じ見学グループの中に、かなりのご高齢の方がいらしたのですが、研究員の方に熱心に質問をしていました。専門家の方でしょうか?

 

エネルギー政策への影響

この核融合エネルギー、原子力発電と同等以上の発電力がありながら(水素燃料1gで石油8万トン相当のエネルギーを発生させることができる)、原発のウラン、プルトニウムのように材料を海外に依存しなくてすみます。

また、原発のような、いわゆる核のゴミの問題も生じない、クリーンエネルギーということができます。

クリーンエネルギーと言われる太陽光発電は、太陽から放出されたエネルギーを受け取って電気に変換するものですが、発電効率は低く、またパネルのゴミ問題に鑑みれば、決してクリーンとも言えません。

 

この点、核融合エネルギーは、文字通り、太陽エネルギーそのものです。

日本のエネルギー安全保障の見地からも、是非とも早期の実用化を期待したいところです。

 

また、産業の裾野も広く、多数の日本人の雇用の創出、技術の開発承継も大いに期待できます。

発電の普及のためには、スタンドなどのインフラも必要となりますので、この点でも産業振興や雇用創出を期待できます。

 

承継者の問題

ただ、研究員の方がお話されていたのですが、自分は40代なのだが、下の世代があまり入ってこないとのことでした。

この辺の説明は専門家でないので再現の正確を欠くかもしれませんが、「研究段階で培った知識、技術が、開発、実用化後に必ずしも継続して必要となるものではないので、現段階では核融合開発に入らないという判断をされてしまうのもやむをえない面は確かにある」とのことでした。

 

研究段階で培った知識、技術を活かせる別の場というものはないものでしょうか。

このようなエネルギー開発や政策について詳しい方が入党していただけますと、日本第一党としても大いに助かります。

入党まではできなくとも、上記のような問題について、このような解決策が考えられるなどのご意見をいただけるだけでも参考になります。

 

その点の問題点を解決できるのでしたら、核融合エネルギーの開発に携わるのも有力な選択肢になってくるのではないでしょうか。

那珂量研では職員を募集しているようです。公式サイトにも求人情報が掲載されていますので、関心のある方は、まずは説明を聞いてみてはいかがでしょうか。

 

見学会は定期的に開催されています

この那珂核融合研究所の見学会ですが、定期的に開催されているようです。

また、定期の見学会のほかにも、予約の上で平日に見学をすることもできるようです。

興味のある方は、申し込んでみてはいかがでしょうか。

⇒那珂核融合研究所サイト

 

この日は、見学会終了後、茨城県本部にてミーティングと、ふわっち放送を行いました。

タイムシフト視聴ができるようですので、よろしければご覧下さい。

「量研那珂研究所の施設見学会に参加しました」への3件のフィードバック

  1. 「核」と聞くと=危険な物、となり思考停止になりがちです。しかしエネルギー資源のないこの国では新エネルギーの開発は最重要課題となります。近い将来、茨城県に「太陽」ができるのですか。何だかワクワクしますね。
                 

  2. 原子力研究開発機構内部を社員で見学した知人がいました。
    このような新たなエネルギー開発分野の「研究段階で培った知識、技術を活かせる別の場というものはないものでしょうか。」について、若いうちに雇用しても一定期間過ぎたら職場でポストがなくなるという解釈でしょうか?
    上記の原子力研究開発機構などは国が予算を置いているため離職率も低く、それなりに終身雇用なり天下り先で働けていたように理解していますが、両研の場合では、予算的にも、一定期間の知識や技術を作り上げた後は開発には人材は足りており、人員はいらず、やることがない、という意味でしょうか。
    足りない頭を働かせてみましたが、例えば静岡県の東海大の場合は、海洋科学研究所と並行して博物館、水族館を併設して子供や一般人、研究者が研修や見学、学びの場にするように定期的に博物館と船を活用しています。
    そのようなモデルで元研究者がガイド員としてあらゆる人に公開し、学びの場として生かすために「ガイド事業」なりの部門での研修生の育成、大学生などへの短期講習の講師、海外からの見学人、一般人へのガイドをする職としてならば館長、施設長、ガイド企画スタッフ、ガイド員として年齢層を広めに雇用できるような気がします。足りない頭での浅知恵ですが博物館などに予算がかかりそうなので、大学と教育を兼ねた形でタイアップしていけたら国から予算を割り振れないものでしょうか。

    1. 量子関係は現時点では特殊性が強く、原発関係に比べれば転進先が少ないとの事でした。
      お恥ずかしながら現在の茨城党員にはこのようなエネルギー政策に関して詳しい者がおらず、研究所の研究員の方のお話をそのままお伝えしている状態です。
      エネルギー関係は産業としての裾野が広いことは確かですので、ここから人材育成、雇用へつなげて行ければとは考えています。

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